【四字熟語】
窮鳥入懐
【読み方】
きゅうちょうにゅうかい
【意味】
窮地に陥った人が助けを求めてくること。窮地に陥った人が助けを求めてきたら、見捨てずに救うのが人の道だということのたとえ。「窺鳥懐に入る」という形で使うことが多い言葉。
【語源・由来】
追い詰められた鳥が人の懐に飛び込んで来るという意味から。
【典拠・出典】
『顔氏家訓』「省事」
窮鳥入懐(きゅうちょうにゅうかい)の使い方
ともこちゃん。夏休みの宿題が終わらないんだ。たすけてー。
しょうがないわね。窮鳥入懐、困った人はたすけてあげるのが人情ってものよね。
ありがとう。この恩は忘れないよ。
ええ。百倍にして返してちょうだい。
窮鳥入懐(きゅうちょうにゅうかい)の例文
- 窮鳥入懐、ライバルとは言え、困った時は手を差し伸べることは当たり前です。
- 窮鳥入懐、祖父は困った人を無視できないので、どんな人でも手助けします。
- 窮鳥入懐という言葉のように、不法入国対策に国境に壁を作るなんて非人道的です。
- 彼は、かつて私を裏切ったけれども、窮鳥入懐してきたのだから拒まない。
- 窮鳥入懐と思って、どうか私に救いの手を差し伸べてください。