著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

羊裘垂釣【ようきゅうすいちょう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
羊裘垂釣

【読み方】
ようきゅうすいちょう

【意味】
羊のかわごろもを身につけ、釣り糸をたれること。隠者の形容。「裘」はかわごろも、「釣」は釣り針の意。

【語源・由来】
羊のかわごろもを着て釣り糸を垂れることから。

【典拠・出典】
後漢書』「厳光伝」

羊裘垂釣(ようきゅうすいちょう)の使い方

ともこ
健太くんのおじいちゃんは、山奥に住んでいるんでしょう?
健太
そうなんだ。俗世から離れて静かに生きていきたいって、羊裘垂釣のような生活をしているよ。
ともこ
へえ。誰かとももめることもなく平穏に過ごせそうね。
健太
うん。僕もいつかは羊裘垂釣のような生活をしたいな。

羊裘垂釣(ようきゅうすいちょう)の例文

  1. 離島で、自給自足の羊裘垂釣のような暮らしをしています。
  2. 祖父は隠居してから、自分で建てた別荘で、羊裘垂釣のような生活をしています。
  3. 羊裘垂釣になりたいけれども、そんなことが可能な土地はこの日本にはありません。
  4. 社長の座をめぐって醜い争いをする親族に愛想をつかした祖父は、財産をすべて寄付して、人里離れた土地で羊裘垂釣のような暮らしをしています。
  5. アウトドアをこよなく愛する父は、退職してから山で一人、羊裘垂釣のような暮らしをしています。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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