【四字熟語】
鉤章棘句
「鈎章棘句」とも書く。
【読み方】
こうしょうきょくく
【意味】
ものすごく読みにくい文章のこと。または、奇怪で難しい文章のこと。
【語源・由来】
「鉤章」の「鉤」は釣り針を指し、釣り針のように引っかかりの多い文章のこと。「棘句」はいばらのようにとげのある句のこと。
【典拠・出典】
韓愈「貞曜先生墓誌銘」
【類義語】
・佶屈聱牙(きつくつごうが)
鉤章棘句(こうしょうきょくく)の使い方
健太くん。私がお勧めした本を読んだ?
まだだよ。鉤章棘句だから、読もうとすると睡魔に襲われて、なかなか読み進めることができないんだ。
たしかにちょっと難しいかもしれないわね。
もっと簡単な本を紹介してくれないかな?
鉤章棘句(こうしょうきょくく)の例文
- 健太くんの作文は鉤章棘句で、何が言いたいのかわからなかったんです。
- 芥川賞を受賞した「日蝕」は、三島由紀夫の再来と大絶賛されましたが、私には鉤章棘句でした。
- この小説は、鉤章棘句で回りくどく感じたので、流し読みしただけなんです。
- 哲学について書いてある文章はすべて鉤章棘句に思えます。
- 鉤章棘句な文章だったので、一瞬、外国語で書かれているのかと思ってしまいましたよ。