著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

曠世不羈【こうせいふき】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
曠世不羈

【読み方】
こうせいふき

【意味】
長くてなずけることができないこと。または、長い期間拘束することができないという意味。

【語源・由来】
「曠世」は、長い間・久しい間。「羈」は、つなぎとめる・束縛する・拘束する。「不羈」は、つなぎとめられないこと、拘束できないこと。

【典拠・出典】
文選』孫楚「為石仲容与孫皓書」

曠世不羈(こうせいふき)の使い方

健太
容疑者の勾留期間がもうすぐ10日になるよ。
ともこ
じゃあ、あと10日の延長を申請しましょう。
健太
あと10日で動かしようがない証拠をつかまないといけないってことだね。
ともこ
そうよ。これ以上は曠世不羈よ。何が何でも起訴に持ち込むために、がむしゃらにがんばりましょう!

曠世不羈(こうせいふき)の例文

  1. 健太くんのような自由人は、ともこちゃんの力をもってしても曠世不羈です。
  2. これ以上の勾留は国際問題に発展しかねないから、曠世不羈です。
  3. この荒くれどもの集団をまとめることは曠世不羈だから、短期決戦で決着をつけましょう。
  4. この容疑者は体調に不安があるので曠世不羈、治療が必要です。
  5. このやんちゃ坊主ばかりのクラスを僕一人で担任するなんて曠世不羈、副担任を付けてください。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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