慇懃無礼【いんぎんぶれい】の意味と使い方の例文(類義語・語源由来・英語訳)

【四字熟語】
慇懃無礼

【読み方】
いんぎんぶれい

日本漢字能力検定
1級

【意味】
うわべはとても礼儀正しくて丁寧ではあるが、実際は極めて尊大で、内心では相手を見下していること、またはそのような態度のこと。
言葉遣いや態度などが丁寧すぎるのは相手を小馬鹿にしているようにとられること、かえって無礼であること。

【語源由来】
「慇懃」はとても丁寧なこと、極めて礼儀正しいことを示します。「慇」は憂え悼んで心を傾ける事からひいては丁寧・ねんごろの意味。「懃」は「勤」と同じで、苦しむ、疲れるほどに気をつかうという意味になります。

【類義語】
慇懃尾籠(いんぎんびろう)

【英語訳】
・be polite 《to somebody》 on the surface but actually contemptuous 《of him》
・be unctuous but insulting
・be (offensively) obsequious.


慇懃無礼(いんぎんぶれい)の使い方

健太
今朝はお弁当届けてくれてサンキュー! 助かったよ。
ともこ
あらまあ、随分軽いのね。お礼はとくにないの?
健太
これはこれはともこ様、この度は拙者のお弁当をお届け頂き大変にありがとうございました。感激の極みにございます。
ともこ
そこまで言われるとかえって慇懃無礼だわよ。

慇懃無礼(いんぎんぶれい)の例文

  1. あのあいさつは一体何だ、慇懃無礼にもほどがある。
  2. 先様もそこまでかしこまってバカっ丁寧にやられちゃあ、慇懃無礼ってやつよ、腹は立つわな。
  3. こうした席での君のああいう態度は、むしろ丁寧さを通り越して慇懃無礼だ。
  4. そうした振る舞いも慇懃無礼に感じられないのは、彼の若さからだろう、大方は好ましく感じていたようだ。
  5. もはや彼女のその言動やふるまいは慇懃無礼を通り越し、滑稽な茶番劇を見ているような、まるでコメディエンヌそのものだった。

まとめ

「過ぎたるは及ばざるがごとし」にあるように、物事には限度というものがあります。それは丁寧さでも同じこと。度を過ぎた丁寧さは相手を不快にさせるものなのでしょう。それは、身にそぐわない分、まるで演劇がかって作り事のように見えてしまうのかもしれませんね。
それを狙ってあえて度を超した丁寧さを醸すことにより、人を不快にさせることも可能です。本来、丁寧さは表層の作り事ではありません。相手に対して正直に接することが一番の丁寧さになるのかもしれません。

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