門外不出の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
門外不出
【読み方】
もんがいふしゅつ
【意味】
すぐれた技術や貴重な物などを厳重にしまっておいて、決して他人に知られないように人に見せ付けたり自慢することなく隠して外に出さないこと。
大切な物を部外者に見せないように、めったに他人に見せたり貸したりせず秘蔵すること。
貴重であり、値打ちがあり、他人には容易に見せられないこと。
それはつまり、「大切なものは決して手放さない、外に出さない」ってことやな。
たとえば、自分の大切な宝物や秘密なんかも、他人に見せるんやなくて、大切に保管するんやな。
これは、「大切なものを守る」ってことを教えてくれる言葉やで。
たとえば、自分の大切な宝物や秘密なんかも、他人に見せるんやなくて、大切に保管するんやな。
これは、「大切なものを守る」ってことを教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
門外不出をそのまま読むと「門の外には出さない」となり、家の門から外に出さないという意味が由来。
門の外、つまり人の目があるところに出さないほど、そのものに価値があるときに用いる。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・他言無用(たごんむよう)
【英語訳】
unique and secret
(treasuring something by) never taking (it) off the premises
例文 これまで門外不出とされていた秘宝が公開された
The treasure which was never allowed to be taken out of the building is now being shown to the public
The treasure which was never allowed to be taken out of the building is now being shown to the public
例文 門外不出の家宝
an heirloom which is not to be removed from the premises
門外不出(もんがいふしゅつ)の解説
カンタン!解説
「門外不出」っていう言葉は、とってもすごい技術や、めちゃくちゃ大切なものを、じっとしまい込んで、誰にも見せないでおくことを言うんだよ。まるで大切な宝物を、家の門の外に出さないように、じっと守っているみたいな感じだね。
例えば、「門外不出の家宝」っていうと、その家の大切な宝物が、なんにも交換したくないほど大切で、絶対に他人に見せないで、ずっと家の中にしまい込んでいるっていう意味になるんだ。つまり、その家宝はとても大切で、家の門の外には絶対に出さない、という意味なんだよ。
門外不出(もんがいふしゅつ)の使い方
実はお父さんがね、毎日日記つけているの。
え~、毎日つけているの!
どんなことを書いているの?
どんなことを書いているの?
それがね、どうも弟の泣きやみ方とか、笑わせ方とか、
育児知識やノウハウを蓄積しているような日記なの!
お父さん曰く、門外不出の日記なんだって!
育児知識やノウハウを蓄積しているような日記なの!
お父さん曰く、門外不出の日記なんだって!
そうか、お父さんにとってはとっても大事なものなんだね!
門外不出(もんがいふしゅつ)の例文
- この寺は奈良時代につくられたという門外不出の仏像があるという話だ。
- 門外不出の貴重な資料を自由に閲覧させてくださったみなさんの好意は忘れません。
- 師匠が門外不出の知識として弟子に授けた。
- ここの美術館に展示されている絵画は本来全て門外不出のものです。
- これは文学的作品であるよりも芸術作品であり、つまり門外不出の作品である。
- 門外不出と言われて見せられた骨董品は結局のところ偽物だった。
門外不出の文学作品などの用例
- とりわけ大小秘事は、一子相伝というか、門外不出というか、秘中の秘とされており、<花田清輝・小説平家>
- それは紀州産のもので、何か人目を憚るわけがあると云って、門外不出で暮していると云うのである。〈森鷗外・護持院原の敵討〉
これは、美術品などが非常に大切で、持ち出したり貸したりせずに、じっくりと保存している状況を表している。