【四字熟語】
千金弊帚
「千金敝帚」とも書く。
【読み方】
せんきんへいそう
【意味】
身のほどを知らないで思いあがるたとえ。
【語源・由来】
「弊帚」は破れたほうき。それを千金の価値があると考えるという意味。また、つまらない自分の物を貴重と考えること。魏の文帝が、自分の短所をよく見ないことを、民間のことわざを引用して述べた言葉にもとづく。
【典拠・出典】
『東観漢紀』「光武帝」
【類義語】
・弊帚千金(へいそうせんきん)
千金弊帚(せんきんへいそう)の使い方
ともこちゃんのお姉ちゃんが、モデルに応募したんでしょう?
そうなのよ。千金弊帚よね。この辺ではちょっとかわいいとちやほやされたかもしれないけれども、都会では通用しないし、あの足の短さを自覚していないのかしら?
妹にそこまで言われるなんて、ちょっとかわいそうだね。
鼻っ柱をへし折られてしまえばいいのよ。
千金弊帚(せんきんへいそう)の例文
- 健太くんが同情するなんて千金弊帚の愚行、健太くんにだけは同情されたくないです。
- 彼の考えは傲慢で千金弊帚なものでした。
- 千金弊帚の愚は控えたほうがよろしいのではないでしょうか。
- 健太くんがあのともこちゃんにプロポーズするなんて千金弊帚の愚行、何を考えているんでしょうね。
- 千金弊帚な君は、まだまだ未熟者だから、修行して出直してきなさい。