著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

禍福糾纆【かふくきゅうぼく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
禍福糾纆

【読み方】
かふくきゅうぼく

【意味】
災いと福とは、交互にやって来るということ。「禍福は糾(あざな)える縄(なわ)のごとし」と読むこともある。

【語源由来】
「纆」は三つより(一説に二つより)の「縄」のこと。

【典拠・出典】
漢書』賈誼

禍福糾纆(かふくきゅうぼく)の使い方

健太
ともこちゃん。あそこの駄菓子屋さんで、クジ引きをしてお菓子の詰め合わせが当たったんだよ。
ともこ
へえ。すごいわね。なかなか当たらないらしいわよ。
健太
そうなんだ。でもクジ引きをしている間に、自転車を盗まれてしまったんだ。
ともこ
禍福糾纆とはこのことね。

禍福糾纆(かふくきゅうぼく)の例文

  1. 禍福糾纆、絶好調な時こそ気を引き締めていきましょう。
  2. 禍福糾纆、原材料の高騰で経営難に陥りましたが、ヒット商品が出たおかげで持ち直しました。
  3. 禍福糾纆、一度の受験の失敗なんかで落ち込むことはない、きっと良いことがあるよ。
  4. 禍福糾纆、僕の人生はツイていないことが多かったけれども、その分なのか、最高の妻に出会えたので、今は幸せです。
  5. 禍福糾纆、1000円拾った後、1000円に気をとられていたせいで、階段からはでに転げ落ちました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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