【四字熟語】
蟄居屏息
【読み方】
ちっきょへいそく
【意味】
江戸時代、公家・武士に科した刑の一つ。家にこもって外出せず、息を殺して、おそれつつしむこと。
【語源・由来】
「蟄居」は家の中にとじこもっていること、隠れていることで、もと虫などが地中にこもるという意味。「屏息」は「屏気」と同じで、息を殺してじっと隠れていること、おそれつつしむこと。
【典拠・出典】
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【類義語】
・蟄居閉門(ちっきょへいもん)
・閉門蟄居(へいもんちっきょ)
蟄居屏息(ちっきょへいそく)の使い方
健太くん。学校から自宅謹慎を命じられたんですって。
そうなんだ。蟄居屏息の刑に服した武士の気持ちだったよ。
いったい何をしでかしたのよ。
ちょっとした出来心で、校長先生の銅像に落書きをしてしまったんだよ。
蟄居屏息(ちっきょへいそく)の例文
- 健太くんの祖先は蟄居屏息の日々を送り、徳川家の怒りがおさまる日を待ったそうです。
- 蟄居屏息の刑を言い渡され、本人は切腹を望みましたが、家族は良かったと思っています。
- 一部屋にこもることを命じられる蟄居屏息の刑ではお風呂に入ることも許されない。
- 家の外にお化けがいると信じて疑わない健太くんは、蟄居屏息する武士のように、部屋にこもっていました。
- あのともこちゃんが蟄居屏息というように、家にこもってしまうなんて、学校で何があったんだろう。