著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

顛越不恭【てんえつふきょう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
顛越不恭

【読み方】
てんえつふきょう

【意味】
道をはずれて、君主の命令をつつしんで行わないこと。

【語源・由来】
「顛越」はころがり落ちる、「不恭」はつつしみがないという意味。

【典拠・出典】
書経』「盤庚」

顛越不恭(てんえつふきょう)の使い方

ともこ
あらまあ。健太くんのクラスは崩壊しきっているわね。授業中とは思えない状態だわ。
健太
そうなんだよ。顛越不恭といった生徒ばかりでね、誰も先生の言うことを聞こうとしないんだよ。
ともこ
それはひどい話ね。
健太
最近では、先生もあきらめてしまっているんだ。誰かどうにかしてこのクラスを何とかしてくれないかなあ。

顛越不恭(てんえつふきょう)の例文

  1. 上司の命令を無視する健太くんは、顛越不恭、そんな人道に反する社員は即刻首だ。
  2. マナーや古くからある慣習が崩壊し、顛越不恭といった命令を無視するわがままな若者が増えています。
  3. 顛越不恭というように、目上の人の言うことを聞かない健太くんは駄目な人間です。
  4. 顛越不恭といった態度は、多くの常識人の不興を買います。
  5. 命令を無視するなんて顛越不恭、非人道的な行為です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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