著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

兎起鳧挙【ときふきょ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
兎起鳧挙

「兎起ち鳧挙がる」とも読む。

【読み方】
ときふきょ

【意味】
すばやいことのたとえ。

兎が巣から素早く飛び出したり、鴨が飛び上がる様子にたとえた言葉。

【語源・由来】
「鳧挙」はかもがぱっと飛び上がるという意味。

【典拠・出典】
呂氏春秋』「論威」

兎起鳧挙(ときふきょ)の使い方

健太
ともこちゃん。ばいばい。また明日ね。
ともこ
健太くん。今日は掃除当番だから帰っちゃだめよ。
健太
そうだった。でも約束があるんだ。今日は許して。ごめんなさーい。
ともこ
ごめんじゃないわよ。健太くんってば・・・。兎起鳧挙、逃げ足が速いんだから。

兎起鳧挙(ときふきょ)の例文

  1. 健太くんは兎起鳧挙だから、トレーニングすれば、相当早いリレーの選手になることができるんじゃないかな。
  2. そこに隠れていた怪しい人は兎起鳧挙といった動きで逃げたので、姿を確認できませんでした。
  3. 逃げ出したひよこは兎起鳧挙で捕獲に時間がかかりました。
  4. 健太くんの手の動きは兎起鳧挙だったので、息をつめて注視していたにもかかわらず、手品の種を見破ることは不可能でした。
  5. その泥棒は動きが兎起鳧挙で、あっという間に盗み、あっという間に人ごみに紛れるので逮捕できていません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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