【四字熟語】
兎起鳧挙
「兎起ち鳧挙がる」とも読む。
【読み方】
ときふきょ
【意味】
すばやいことのたとえ。
兎が巣から素早く飛び出したり、鴨が飛び上がる様子にたとえた言葉。
【語源・由来】
「鳧挙」はかもがぱっと飛び上がるという意味。
【典拠・出典】
『呂氏春秋』「論威」
兎起鳧挙(ときふきょ)の使い方
ともこちゃん。ばいばい。また明日ね。
健太くん。今日は掃除当番だから帰っちゃだめよ。
そうだった。でも約束があるんだ。今日は許して。ごめんなさーい。
ごめんじゃないわよ。健太くんってば・・・。兎起鳧挙、逃げ足が速いんだから。
兎起鳧挙(ときふきょ)の例文
- 健太くんは兎起鳧挙だから、トレーニングすれば、相当早いリレーの選手になることができるんじゃないかな。
- そこに隠れていた怪しい人は兎起鳧挙といった動きで逃げたので、姿を確認できませんでした。
- 逃げ出したひよこは兎起鳧挙で捕獲に時間がかかりました。
- 健太くんの手の動きは兎起鳧挙だったので、息をつめて注視していたにもかかわらず、手品の種を見破ることは不可能でした。
- その泥棒は動きが兎起鳧挙で、あっという間に盗み、あっという間に人ごみに紛れるので逮捕できていません。