著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

漠漠濛濛【ばくばくもうもう】の意味と使い方や例文(語源由来)

【四字熟語】
漠漠濛濛

【読み方】
ばくばくもうもう

【意味】
ぼんやりしていてよく分からないさま。

【語源・由来】
「漠」は漠然の漠でぼんやりという意味。「濛」はうす暗いという意味。それぞれを二つ重ねて意味を強める。とらえどころがなく、何がなんだか分からないさまをいう語。

【典拠・出典】

漠漠濛濛(ばくばくもうもう)の使い方

ともこ
健太くん。望遠鏡から見た自分の街の景色はどう?
健太
うーん。漠漠濛濛としていてよく見えないよ。
ともこ
天気はいいのにね。黄砂のせいかしら。
健太
そうかもしれないね。この高さから僕の家を見てみたかったのになあ。

漠漠濛濛(ばくばくもうもう)の例文

  1. 風が強い日で砂埃が舞っていたので、犯人の姿は漠漠濛濛としていました。
  2. 眼鏡を忘れてきたので、僕に向かって手を振っている人がだれなのか、漠漠濛濛としていて判別不能でした。
  3. 今日は濃霧のために漠漠濛濛としているから、運転するのは怖いんです。
  4. 漠漠濛濛としていて一メートル先も見えない感じでした。
  5. ドライアイスの演出がすごすぎて、ステージ上は漠漠濛濛として、主役のアイドルが見えませんでした。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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