著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

瓶墜簪折【へいついしんせつ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
瓶墜簪折

【読み方】
へいついしんせつ

【意味】
男女が離れて二度と会い得ないたとえ。

【語源・由来】
「瓶」はつるべ、「簪」は玉のかんざし。つるべの縄が切れてそれが井戸の底に沈み、玉のかんざしが中央から折れる、の意から転じた。

【典拠・出典】
白居易「井底引銀瓶」

瓶墜簪折(へいついしんせつ)の使い方

ともこ
健太くん。彼女とはうまくいっているの?
健太
僕たちは瓶墜簪折、もう会うことはできないんだ。
ともこ
どうして?あんなに仲が良かったのに。
健太
彼女のお父さんの仕事の都合で、遠くに引っ越ししてしまったんだよ。僕が大人になって彼女に会いに行くことができるようになるころには、きっと違う相手がいると思うよ。

瓶墜簪折(へいついしんせつ)の例文

  1. 卒業したら、瓶墜簪折というように、きっと顔を合わせることはないでしょう。
  2. ひどい別れ方をしたから、瓶墜簪折、彼女とは二度と会えない。
  3. 瓶墜簪折というように、決して会うことができない彼女がいない右側が寂しい。
  4. 僕ら二人は、運命のいたずらによって瓶墜簪折となりました。
  5. 瓶墜簪折だと思ってあきらめていた君とこんなところで会うなんて、神様に感謝しないといけませんね。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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