【四字熟語】
片利共生
「片利共棲」とも書く。
【読み方】
へんりきょうせい
【意味】
片方の生物のみが利益を受け、他方には利害がないと考えられる共生。
【語源・由来】
「片利」は片一方の利益のこと。「共生」は別種の生物が共に生活をすること。
【典拠・出典】
-
【対義語】
・相利共生(そうりきょうせい)
片利共生(へんりきょうせい)の使い方
カマキリが水に飛び込もうとしているよ。
今、まさに目の前で片利共生が繰り広げられているのよ。カマキリがハリガネムシに寄生されて、水辺に行くように誘導されたのよ。
ひーっ。寄生虫って怖いね。
こわいけど、きっと生態系の中で重要な役割を担っているんだと思うわ。自然って厳しいわよね。
片利共生(へんりきょうせい)の例文
- アオムシコマユバチはモンシロチョウの幼虫に寄生して、片利共生しています。
- 人間の顔に住んでいる顔ダニは、片利共生してニキビの原因となると思っている人もいますが、皮脂を調整してくれる大事な存在です。
- 「片利共生」で有名なのはジンベエザメにくっついているコバンザメですね。
- 昆虫たちの生態を調べると片利共生がよく見られます。
- 片利共生ではなく相利共生なら、どんどん栄養を吸わせてあげるのにな。