【四字熟語】
一将万骨
「一将功成りて万骨枯る」の略。
【読み方】
いっしょうばんこつ
日本漢字能力検定
4級【意味】
上に立つ者だけに功名が与えられ、部下は犠牲にされることのたとえ。一人の将軍が功名を立てるのには、多くの兵卒がその骨を戦場にさらしているという意。「一将功成りて万骨枯る」の略。
【語源・由来】
曹松の「己亥歳-詩」より。
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一将万骨(いっしょうばんこつ)の使い方

アカデミー賞で脚本賞をとった脚本家が、今回の受賞は、脚本をもとに素晴らしい演技をして、素晴らしい撮影をしてくれたみなさんのおかげですってあいさつしていたよ。

そうよねえ。輝かしい賞の裏には、一将万骨の支えてくれている誰かがいるものよね。

そうだね。僕が空手で優勝しても、それは僕の努力だけではなく、食事でサポートしてくれた母さんや、先生のおかげでもあるよね。

そうよー。謙虚な気持ちが大切よ。
一将万骨(いっしょうばんこつ)の例文
- あのバッターのすごい打率の陰には、一将万骨、久保田五十一氏という匠をはじめ多くの人の支えがあることを忘れてはいけない。
- あのアイドルの輝きは、一将万骨のメイク、スタイリスト等、何百人ものスタッフの力が集結した結果です。
- 今回の成功は、一将万骨の社員の協力があったからです。
- 彼は、一将万骨の自分を支えてくれた仲間たちの存在を忘れ、調子に乗ってしまいました。
- 一人の力ではこのメダルは取れなかった、一将万骨のみんなの支えがあったからです。