著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

一波万波【いっぱばんぱ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
一波万波

【読み方】
いっぱばんぱ

【意味】
一つの事件の影響が多方面に及ぶことのたとえ。

【語源・由来】
一波纔かに動いて万波随う
海面で一つの波が動くと、それにつれて多くの波が連鎖的に起こることから。

【典拠・出典】
冷斎夜話

一波万波(いっぱばんぱ)の使い方

健太
ともこちゃん。元気がないね。
ともこ
文化祭の準備で小さな諍いがあったのよ。
健太
小さな諍いならよかったじゃないか。
ともこ
一波万波を生じないか心配なのよー。

一波万波(いっぱばんぱ)の例文

  1. 子供の喧嘩に親が介入すると、一波万波で必ず大事になる。
  2. 時流に乗れたからよかったものの、一波万波の決断だった。
  3. 小さな喧嘩が、一波万波を呼び、戦争にまで発展した。
  4. その事件は一波万波を呼び、気が付いたら世界的規模の問題に発展していた。
  5. 一件のクレームが一波万波となって、会社存亡の危機の大事件に発展するとは、あの時誰も想像だにできなかった。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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