【四字熟語】
疾風怒濤
【読み方】
しっぷうどとう
日本漢字能力検定
準1級【意味】
時代や社会の状況が激しく変化することのたとえ。
時代や事態が激しく変化するさまのたとえ。
【語源由来】
「疾風」は強く速い風、激しい風のことで、「怒濤」は荒れ狂い逆巻く波、うねり逆巻く大波のことを意味します。
【類義語】
疾風迅雷(しっぷうじんらい)
紫電一閃(しでんいっせん)
迅速果敢(じんそくかかん)
迅速果断(じんそくかだん)
迅雷風烈(じんらいふうれつ)
電光石火(でんこうせっか)
狂瀾怒濤(きょうらんどとう)
破竹之勢(はちくのいきおい)
光芒一閃(こうぼういっせん)
【英語訳】
storm and urge
like the wind
storm and stress
sturm und drang
疾風怒濤(しっぷうどとう)の使い方

インターネットが出現してから、生活は一変したって良く聞くよね。

うん、うちの家庭もインターネットで買物することが増えてきたよ。

まさにインターネットは疾風怒濤の如く、世の中を変えてきたよね。

これからも新しい技術やサービスがでてくることを期待したいね。
疾風怒濤(しっぷうどとう)の例文
- その軍隊は疾風怒濤のごとく押し寄せてきた。
- 一気にその革命的文学の波が押し寄せてきた。まさに疾風怒濤の時代であった。
- そのサッカー日本代表の疾風怒濤の攻撃に、熱狂した観客は総立ちになった。
- その軍団はアジアからヨーロッパを疾風怒濤の勢いで攻め、壮大な土地を収めるまでに至った。
- 疾風怒濤の如く、市場を席巻する画期的な製品となった。
まとめ
「疾風怒濤」はドイツ語「シュトルム‐ウント‐ドラング」(Sturm und Drang)の訳で、十八世紀後半ゲーテやシラーらを中心に展開された文学革新運動の訳語にも使われています。
ドイツ語での本来の意味は「嵐と衝動」で、後のロマン主義に繋がる時代を指し、人間の内面に迫る新たな潮流を生み出したことから、現在では転じて、時代が激しく変化することに対して使われる熟語となりました。