暗雲低迷の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
暗雲低迷
【読み方】
あんうんていめい
【意味】
暗い雲が低く垂れ込めること。転じて、不穏な情勢や先行きの不安が続き、なかなか明るい見通しが立たないこと。

「暗雲低迷」は、黒い雲が低く垂れ込め、なかなか晴れない様子を表す言葉だよ。そこから、不穏な気配や心配な状況が長く続き、先行きの見通しが立たないことにも使うんだ。必ず悪い出来事が起こるという意味ではないよ。

ニャルほど! 長い間問題が解決せず、これからどうなるか分からないとき、暗い雲が晴れない様子にたとえるんだニャ。オラ、雲の様子と先行きの不安がつながる言葉だと覚えるニャン!
【語源・由来】
「暗雲」は、雨を降らせそうな暗い雲。また、不穏な情勢のたとえ。「低迷」は、雲が低く漂うことや、好転しない状態が続くこと。暗い雲が低く垂れ込める様子から、悪いことが起こりそうな気配や、不安な情勢が続くことを表す。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・前途多難(ぜんとたなん)
・前途遼遠(ぜんとりょうえん)
※「前途多難」はこれから多くの困難が予想されること。「前途遼遠」は目標までの道のりが遠いこと。「暗雲低迷」は、不安や不穏な状態が続き、見通しが晴れない点を強調する。
【対義語】
・前途洋洋(ぜんとようよう)
【英語訳】
dark clouds hanging over …(…に暗雲が垂れ込めている)
a prolonged period of uncertainty(不安定な状態が続くこと)
the outlook remains bleak(先行きの見通しが暗い)
「dark clouds hanging over …」は、実際の暗い雲にも、先行きの不安にも用いられる表現。前後の文脈で意味が決まる。
英語例文
その会社の先行きには、長い間暗雲が垂れ込めていた。
Dark clouds had been hanging over the company’s future for a long time.
その会社の先行きには、長い間暗雲が垂れ込めていた。
Dark clouds had been hanging over the company’s future for a long time.
交渉は進まず、状況は暗雲低迷していた。
The talks made no progress, and the outlook remained bleak.
暗雲低迷(あんうんていめい)の解説
カンタン!解説

「暗雲低迷」は、空に暗い雲が低く垂れ込めている様子を表す言葉だよ。そこから、問題がなかなか解決せず、不安な情勢や暗い見通しが続く場合にも使われるんだ。
たとえば、工事が長引いて施設の再開が決まらず、地域の人たちが不安を抱えているとき、「暗雲低迷の状態が続いている」と表現できるよ。単に一度失敗したというより、不安な状態がしばらく続いている場面に合う言葉なんだ。
暗雲低迷(あんうんていめい)の使い方

健太くん、あの水族館、まだ休館しているの?

うん……。設備の故障が続いて、もう半年も再開の予定が決まっていないんだ。

それは心配ね。ずっと暗雲低迷の状態が続いているのね……。

でも、修理は少しずつ進んでいるんだって! また一緒に行けるといいな!
暗雲低迷(あんうんていめい)の例文
- 新事業の見通しが立たず、会社には暗雲低迷の状態が長く続いていた。
- 工場の再開時期が決まらず、地域の経済は暗雲低迷の様相を呈していた。
- 財政難と人手不足が重なり、町の新施設の建設計画は暗雲低迷していた。
- 何度協議しても解決策が見つからず、交渉は暗雲低迷の状態から抜け出せなかった。
- 主力選手のけがと連敗が重なり、チームは暗雲低迷の時期を迎えた。
暗雲低迷の文学作品などの用例
- 暗雲低迷とでもいうところか、捲きたつ雲が、(中略)しきりな移動と変貌を繰返している。<檀一雄・佐久の夕映>
- その言い方が、かっぽれに、ぐっと来たというのである。前からこの二人の間には暗雲が低迷していたのである。〈太宰治・パンドラの匣〉


















