【四字熟語】
以水救水
【読み方】
みずをもってみずをすくう
「いすいきゅうすい」とも読む。
【意味】
水をそそいで水をとめようとする。方法を誤り、ますます勢いづかせること。
【典拠・出典】
『荘子』「人間世」
【類義語】
・以火救火(いかきゅうか)
・以湯止沸(いとうしふつ)
以水救水(みずをもってみずをすくう)の使い方
文化祭の話し合いをしているんだ。意見が活発なのはいいんだけど、衝突し始めたんだ。
それは困ったわね。衝突を止めたの?
それが、以水救水というように、もっと大事になってしまって、クラスが分裂中なんだ。
火を救うに薪を投ずともいうけど、悪化させたのね。
以水救水(みずをもってみずをすくう)の例文
- 健太くんは、両親の喧嘩を止めようとしたが以水救水となった。
- ともこちゃんの失策のせいで以水救水となりました。
- 以水救水となってしまうくらいなら、沈静化するまで静観していればよかった。
- 怒りを鎮めようとしたのに、まさに以水救水、火に油を注いだ。
- 健太くんの悪手が以水救水となり、結果、最悪の事態になった。