応接不暇の意味(語源由来・出典)
【四字熟語】
応接不暇
注意 「不暇」を「不可」と間違いやすいので気をつけましょう。
【読み方】
おうせつふか
【意味】
物事が次から次へと起こって対応しきれないこと。
または次々に来訪者があり一人ずつ対応できないこと。
つまり、「色んなことが次々に起きて、対応できへんくらい忙しい」ってことやな。
訪問者がたくさん来て、一人一人に応えるのが大変なんやな。
まるで、一日24時間じゃ足りへんくらい、忙しい状況を表してる言葉なんやで。
訪問者がたくさん来て、一人一人に応えるのが大変なんやな。
まるで、一日24時間じゃ足りへんくらい、忙しい状況を表してる言葉なんやで。
【語源・由来】
非常に多忙なことの形容で「応接」は訪れた人を招き入れて、その相手をすることの意味で、「不暇」は、忙しくて…してられないという意味です。
一般に「応接(おうせつ)に暇(いとま)あらず」と訓読を用います。
【典拠・出典】
『世説新語』「言語」
応接不暇(おうせつふか)の解説
カンタン!解説
「応接不暇」っていうのは、忙しさがピークに達して、次から次へと問題が起こって、全てに対応しきれないような状況を表すんだよ。たとえば、たくさんの人が来て、一人一人にきちんと対応できないほど忙しいときとかさ。
一般的には、「応接に暇あらず」という感じで読むんだよ。これは、「対応する時間が全くない」っていう意味だね。これは『世説新語』という本から出てきた表現なんだよ。
だから、「応接不暇」っていう言葉は、本当に忙しくて、全てのことに目を向ける時間がないほどの状況を表しているんだよ。
応接不暇(おうせつふか)の使い方
今お父さんが仕事が忙しくて大変なの。次から次と仕事が入ってきているらしくて・・・
それじゃ、お父さんが忙しくて、今度の夏休みはどこもいけないね。
うん、まさに応接不暇の状況で会社に泊まりこんでるくらいなの。本当に忙しいみたい。
だったら、今度みんなでプールでも一緒に遊びに行こうよ!
応接不暇(おうせつふか)の例文
- 応接不暇の状況から、すべての新しい予定をキャンセルせざるを得なくなったばかりでなく、既に予定されていたスケジュールもキャンセルするしかなかった。
- 次の単行本の締め切りが間に合わないこの忙しいタイミングで来客とは困った。今回は応接不暇のため、来客対応を断念するように指示した。
- 親の介護と娘の怪我が重なり、まさに応接不暇、周りのことも全くできない状況に陥っただけではなく、何も自分のことができない状況となってしまった。
また、たくさんの訪問者がいて、一人一人に対応するのが難しい状況を指すこともあるよ。
非常に忙しいことのたとえだね。