【四字熟語】
豁然大悟
【読み方】
かつぜんたいご
「かつぜんだいご」「かつねんたいご」「かつねんだいご」とも読む。
【意味】
疑い迷っていたことが、からっと開け解けて真理を悟ること。
【語源由来】
「豁然」は、からっと開けるさま。「大悟」は大いに悟る、真理を悟ること。
【典拠・出典】
『祖庭事苑』
【類義語】
・今是昨非(こんぜさくひ)
・豁然開朗(かつぜんかいろう)
豁然大悟(かつぜんたいご)の使い方
健太くん、昨日のテスト、どうだった?
それがさ、今回はすごく勉強したんだけど、そのおかげか、問題を見るだけで答えがパッと浮かんできたんだよ。魔法のようだったね
勉強したかいがあったわね。それって豁然大悟だったわけね。
悟りを開いた気分だよ。次回もがんばるぞ!
豁然大悟(かつぜんたいご)の例文
- 転職すべきか、このまま今の職を続けるべきか、私は迷いに迷っていた。そんなある日、突然頭の中が冴え渡り、豁然大悟の状態が訪れた。そして退職し、新しい仕事に就いたのだった。
- 日頃からの雑念を払うため、禅寺に泊まり込んで禅を組むことにした。禅寺に泊まって3日目、無心の中にひらめきが訪れ、これが豁然大悟なのだと実感した。
- 医者になるべきか、学者の道を進むべきか、大いに迷っていた私は、ある日訪れた病院で熱心に治療にあたる看護師を見て突然悟った。私は医者になるべきなのだと豁然大悟したわけだ。
- なにをやってもうまくいかない、そんなときはもがくのをやめて、心を落ち着け、豁然大悟が訪れるのを待った方がよい。
- これまでの経験からすると、必死に悩んでいるときより、リラックスしているときのほうが豁然大悟が来やすい。
まとめ
「豁然」はからっと開けるさまや意識や気分などが急にはっきりするさまを、「大悟」は大いに悟ること、真理を悟ることから、豁然大悟(かつぜんたいご)は、迷いや疑いがからっと解けて、真理を悟ることを意味する言葉となりました。悩みで身動き取れなくなりそうなときは、極力考えないようにしてリラックスしたほうが、良い考えが浮かびやすいです。豁然大悟(かつぜんたいご)が訪れるよう、心静かに待ちましょう。