著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

樗櫟散木【ちょれきさんぼく】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
樗櫟散木

【読み方】
ちょれきさんぼく

【意味】
役に立たない人やもの。自己の謙称。

【語源・由来】
「樗櫟」はおうちとくぬぎで役に立たない木、無用の材。無能の人。

【典拠・出典】

【類義語】
樗櫟之材(ちょれきのざい)
・樗櫟庸材(ちょれきようざい)

樗櫟散木(ちょれきさんぼく)の使い方

ともこ
健太くん。文化祭実行委員に入って、一緒に文化祭を盛り上げましょうよ。
健太
ええっ。僕はしょせん樗櫟散木だから、何にも役に立つことはできないよ。
ともこ
樗櫟散木だなんて謙遜しているようだけれども、面倒くさいだけでしょう!
健太
ばれたかー。

樗櫟散木(ちょれきさんぼく)の例文

  1. そんな大役を任せられるなんて、樗櫟散木な私には荷が重すぎます。
  2. 樗櫟散木な私がこのような賞をいただくことができるなんて、とてもうれしくもあり申し訳なくもあります。
  3. 僕は樗櫟散木だから、ともこちゃんの期待に応えることはできないよ。
  4. 兄さんと違って、私は樗櫟散木だから両親の望むような大学に入学して、有名企業に就職するなんてことはできません。
  5. こんな責任のある仕事、樗櫟散木な私には無理です、力不足です、できません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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