悲喜交交の意味(類義語)
【四字熟語】
悲喜交交
【読み方】
ひきこもごも
【意味】
悲しみと喜びを、代わる代わる味わうこと。また、悲しみと喜びが入り交じっていること。
一人の人間が喜びと悲しみを味わうことであり、「悲喜交々の合格発表」のように「喜ぶ人と悲しむ人が入り乱れる」の意味で使うのは誤用。
なるほどな。そやったら、それは「時には悲しんで、時には喜んで、色んな感情を味わう」ってことやな。
人生にはいろんな出来事があって、そのたびに悲しんだり喜んだりするんやな。
これは、「人生のうねりや多面性」を教えてくれる言葉やで。
人生にはいろんな出来事があって、そのたびに悲しんだり喜んだりするんやな。
これは、「人生のうねりや多面性」を教えてくれる言葉やで。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・悲喜交集(ひきこうしゅう)
悲喜交交(ひきこもごも)の解説
カンタン!解説
「悲喜交々」っていうのは、悲しみと喜びがいったりきたりする状態を表すんだよ。つまり、一つの出来事で、うれしいことと悲しいことが同時にあったり、あるいはそれらが交互に起こったりすることさ。
「交々」っていうのは、普通はひらがなで書くことが多いんだよ。でも、この四字熟語では、それが「交々」になることで、悲しみと喜びが混ざり合ってる状態を強調してるんだ。
例えば、「悲喜交々の合格発表」って言うと、結果が出たときに、うれしい人もいれば、残念な気持ちになる人もいる、そんな状況を表しているんだよ。
悲喜交交(ひきこもごも)の使い方
健太くん。空手の大会で二位だったわね。すごいわ。
うん。二位はすごいしうれしいんだけど、正直なところ、悲喜交交だね。
どうして?
やっぱり目指す所は一位だからね。
悲喜交交(ひきこもごも)の例文
- 彼とは、大学での生活や、一人暮らしをする上で経験した悲喜交交を話したりしました。
- ともこちゃんに彼氏ができて、彼女の幸せそうな姿を見ると、彼女を愛する僕としては悲喜交交で複雑です。
- 就職が決まったけれども、愛する故郷を離れないといけないので悲喜交交です。
- 行方不明だった健太くんの生還と、いまだ意識不明の健太くんの回復を祈って、悲喜交交の涙を流しました。
- 転勤生活で夫を恨んだこともあったけれども、なかなか体験出来ないことを悲喜交交合わせてたくさん味わったことは財産です。
悲喜交交の文学作品などの用例
- ここでは「風人」と「風流男」を対立させ、世間の酸いも甘いも知りつくして、いまは悠々と自得している風人をして、好色の風流男の世間や家名や財や、また遊びに執着して悲喜交々の日を送っている心の悩みを解かしめている。<唐木順三・日本人の心の歴史>
つまり、悲しいことと嬉しいことを繰り返し経験するという状況を描いているんだ。