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万杵千砧【ばんしょせんちん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
万杵千砧

【読み方】
ばんしょせんちん

【意味】
きぬたを打つ大勢の婦人のこと。また、あちこちから聞こえるきぬたの音のこと。

【語源・由来】
「万」「千」は数が多いことを示す語。「砧」はきぬたで、布を槌で打って柔らかくしたり、つやを出したりするときの石または木の台のこと。「杵」はきぬたを打つ棒のこと。

【典拠・出典】
経国集

万杵千砧(ばんしょせんちん)の使い方

健太
道に迷ってしまったね。
ともこ
困ったわね。方角がわからないわ。
健太
あっ。あっちの方から万杵千砧の声が聞こえるよ。
ともこ
本当だわ。ご婦人たちが洗濯をしているのかしら。道を教えてもらいましょう。

万杵千砧(ばんしょせんちん)の例文

  1. 昔は万杵千砧が聞こえたものだけれども、洗濯機が発明されてから聞こえなくなりましたね。
  2. この時間、洗濯物をのばす万杵千砧が村中に響いています。
  3. 久しぶりに晴れたから洗濯物がたまっていたようで、昼からずっと万杵千砧が鳴りやまないね。
  4. 万杵千砧が集まって、洗濯物をたたきながら世間話をしています。
  5. 万杵千砧の話のネタにされたくないので、村の中ではおとなしくしています。

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