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百尺竿頭【ひゃくせきかんとう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

百尺竿頭

百尺竿頭の意味(語源由来・出典・類義語)

意味

【四字熟語】
百尺竿頭

【読み方】
ひゃくせきかんとう

「ひゃくしゃくかんとう」とも読む。

【意味】
百尺もある竿の先端。転じて、到達しうる極限。最上の極地。

四字熟語の博士
「百尺竿頭」という四字熟語はね、百尺の竿の一番先端という意味があるんだよ。
これは、もうこれ以上上に行く場所がない、最高点を意味しているんだ。
助手ねこ
あぁ、それってつまり、「もうこれ以上ない、最高の位置」ってことやな。
例えば、登山で山の頂上に立つような感じやな。
これは、「自分が目指すべき最高の目標」を教えてくれるんやで。

【語源・由来】
仏教で修行を積み、努力にまた努力を重ね、最高の境地に達すること。「百尺竿頭一歩を進む」というように用い、到達しえた極地よりさらに努力して前進することをいう。「百尺」は、「ひゃくせき」とも読む。

【典拠・出典】
景徳伝灯録』「一○」

【類義語】
・百丈竿頭(ひゃくじょうかんとう)

百尺竿頭(ひゃくせきかんとう)の解説

カンタン!解説
解説

「百尺竿頭」っていうのは、なんと百メートルもある竿の一番先っぽのことを指すんだよ。でもね、本当の意味は、人が行き着ける最高のところ、つまり一番すごいレベルを表してるんだ。

それは、たとえば、すごく長い時間勉強を続けて、頭脳明晰になった人が、さらにもっと知識を深めるようなイメージだよ。「百尺竿頭一歩を進む」って使うと、既に高いところに到達したけど、それでもさらに頑張って進む、という意味になるんだ。

「百尺」っていうのは、「ひゃくせき」とも読むことがあるんだよ。この言葉の出典は、『景徳伝灯録けいとくでんとうろく』っていう本から来ているんだ。

百尺竿頭(ひゃくせきかんとう)の使い方

健太
何だか県大会で優勝して以来、僕なんかが空手をやっていていいのかなって迷いが生じているんだよね。
ともこ
百尺竿頭、その迷いを乗り越えて日本の頂点を目指しましょうよ。私との約束を忘れてしまったの?私をオリンピックに連れて行ってくれる約束でしょう?
健太
そうだったね。ともこちゃんに金メダルをプレゼントするんだった。もっと上を目指して頑張らないと。
ともこ
そうよ。燃え尽きている場合じゃないわ。

百尺竿頭(ひゃくせきかんとう)の例文

例文
  1. 百尺竿頭、今の成功に満足せず、もう一歩、歩を進められるかがその後を分けます。
  2. 百尺竿頭、彼は、優勝しても毎日の練習を欠かさないで上を目指し続ける。
  3. 百尺竿頭、難関大学に合格してそこで満足せず勉強し続けることが大事です。
  4. 百尺竿頭一歩を進む気持ちを持ち続けることが大事です。
  5. 百尺竿頭、努力した上にさらに努力を積むべし。

百尺竿頭の文学作品などの用例

  1. 然し斯様かよう百尺竿頭に一歩を進めた解決をさせたり、月並を離れた活動を演出させたり、篇中の性格を裏返しにして人間の腹の底にはこんな妙なものがひそんで居ると云う事を読者に示そうとするには勢い篇中の人物を度外どはずれな境界きょうがいに置かねばならない。〈夏目漱石高浜虚子著『鶏頭』序

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