【四字熟語】
易往易行
【読み方】
いおういぎょう
【意味】
極楽往生は容易であり、そのための修行も容易であること。
行いやすい平易な修行で、極楽往生できるという教え。
【語源・由来】
仏教語で、他力念仏の浄土宗の教えのこと。
阿弥陀如来(あみだにょらい)にすがって「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱えれば、極楽往生できると説くもの。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・易往易修(いおういしゅう)
・易行易修(いぎょういしゅう)
【対義語】
・難行苦行(なんぎょうくぎょう)
【英語訳】
rebirth in paradise
rebirth in paradise は極楽往生という意味です。
易往易行(いおういぎょう)の使い方
健太くん、何をぶつぶつ言ってるの。
「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」だよ。法事が近いからこれくらいは言えるようにしておきなさいって、おばあちゃんに言われたんだ。
易往易行の教えね。健太くんも今から修行しておいたら?
極楽往生なんて先の話だよ。
易往易行(いおういぎょう)の例文
- 彼自信は厳しい修行を修めた一人だが、その後は一般の人々に易往易行を広めることに心血を注いだ。
- まさに難行苦行を課す宗派もあれば、易往易行を唱える宗派もある。同じ仏教でもことほどさように違いのあるものなのだ。
- 今まで無宗教を気取って生きてきたのに、この期に及んで易往易行の道にすがるとは、人間とはあさましいものである。
- どんな善人も悪人も易往易行で救われるというのなら、それまでの行状は関係ないとでも言うのだろうか。
- 難行苦行の道を避け、易往易行に心を寄せるのもまた人間らしいということなのだろう。