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一斗百編【いっとひゃっぺん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
一斗百編

【読み方】
いっとひゃっぺん

【意味】
酒を好み、詩作に才があること。酒をたくさん飲んで、たくさんの詩を書くこと。
一斗の酒を飲む間に、百編の詩を作ること、転じて才能が優れていることのたとえ

【語源・由来】
一斗は今の約6リットルほどです。
「篇」は詩を数える単位で、「百篇」は百篇の詩ということの意味からたくさんの詩のたとえです。
唐の詩人の李白は一斗の酒を飲んでいる間に詩を百篇作ったという故事が由来です。

補足 盛唐の詩人杜甫は「飲中八仙歌」で「李白は一斗の酒を飲めば詩を百篇もつくってしまう」と李白に寄せる敬慕の念をうたいました。
李白は杜甫と並んで盛唐を代表する詩人で、杜甫の「詩聖」に対して李白は「詩仙」と称せられ、李白は筆にまかせて句ができるという天才詩人でした。
しかし、李白は自らを「酒中の仙」と称するほどの酒豪でもあり、酒にまつわる逸話や伝説を豊富に残しています。

【典拠・出典】

【類義語】
一日千里(いちにちせんり)
斗酒百篇(としゃひゃっぺん)

一斗百編(いっとひゃっぺん)の使い方

ともこ
昔の中国で天才詩人の李白という人がいたんだって。
健太
始めて聞いた名前だよ。
ともこ
その人はお酒が大好きなんだけど、
約6リットルのお酒を飲む間に100もの詩をつくる天才詩人らしく、
それを一斗百編というの。
健太
すごいね、そもそも6リットルって飲めるのかなあ。

一斗百編(いっとひゃっぺん)の例文

  1. その詩人は酒が大好きであったが、まさに天才で、一斗百篇であったと言う逸話があります。
  2. 李白が酒も食らったればこそ一斗百編との逸話が残されています。
  3. そのクラッシック界を代表する作曲家は、酒の飲みすぎによる短命にも関わらず、1,000以上作曲したと言われ、まさに一斗百編の天才肌でした。

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