一日千里の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
一日千里
【読み方】
いちにちせんり
【意味】
才能が優れていることのたとえ。
すごい早さで物事をこなすかのように、その人の能力がバツグンやってことやな。
この言葉は、「すごく得意なことがある人」をほめるときに使うんやね。
【語源・由来】
すぐれた馬が一日に千里も走ることから。
【典拠・出典】
『荘子』「秋水」
【類義語】
・一斗百編(いっとひゃっぺん)
【英語訳】
excellent talent
英文例
彼は文学に関しては一日千里だ。He has excellent talent about literature.
一日千里(いちにちせんり)の解説
「一日千里」は、文字通りに解釈すると「一日で千里を進む」という意味になるよ。ここでの「千里」は非常に長い距離を意味するんだ。古代中国の物語や詩の中では、特別な馬が一日でこのような長い距離を走ることができると言われていたんだ。
この表現は、時間が経つにつれて、文字通りの意味から転じて、人の進歩や成長が非常に早いことを表すための比喩として用いられるようになったよ。つまり、学問や技能、あるいはある分野での進歩や成果が驚異的に早いときに、その人やその事柄を「一日千里の進歩を遂げる」と表現することができるよ。
例文として、「彼はピアノを始めてからわずか数ヶ月でコンサートレベルに達した。まさに一日千里の進歩だ」というように使うことができるのさ。
また、「一日千里の才が欲しい」という表現においては、自分自身がそのような驚異的な速さで成長や進歩を遂げることができる才能や能力を持ちたい、という願望を表しているよ。
このように、「一日千里」とは、単に速さだけでなく、その速さがもたらす圧倒的な進歩や成果を称賛するときに用いられる四字熟語だよ。
一日千里(いちにちせんり)の使い方
一日千里(いちにちせんり)の例文
- 陸上部の彼は短距離走に関しては一日千里だ。
- 中学生時代から数学については一日千里だった彼女は、その後有名な数学者になった。
- なにかひとつでもいいから、一日千里の才が欲しい。
- 弁論については一日千里だったおかげで、政治家になることができた。
- 一日千里の才能が、我が身を助けた。
まるで一日で千里もの距離を進むような、その才能や成果が非常に優れているという意味だ。