【四字熟語】
廓然大公
「廓然太公」とも書く。
【読み方】
かくぜんたいこう
日本漢字能力検定
準1級【意味】
心になんのわだかまりもなく、少しの偏りもないこと。
【語源・由来】
君子が学ぶべき、聖人の心を言う言葉のこと。また、聖人の心を学ぶ者の心構えのこと。
「河南程氏文集(かなんていしぶんしゅう)」二「横渠張子厚先生(おうきょちょうしせんせい)に答(こた)うる書(しょ)」より出典。
【類義語】
・物来順応(ぶつらいじゅんのう)
廓然大公(かくぜんたいこう)の使い方

君子が学ぶべきことは、たくさんあるけれど、まず廓然大公ということが大切らしい。

健太くん、ずいぶんむずかしい本を読んでいるのね。

むずかしいけれど、為になりそうなことがたくさん書いてあるよ。

あとで私にも読ませて欲しいわ。
廓然大公(かくぜんたいこう)の例文
- 廓然大公の心構えというものは、君子として必要なことだと学んだ。
- 人格者には廓然大公の態度というものが必要だ。
- 廓然大公ということが大切だとわかっていても、なかなかむずかしいことだと思う。
- 徳が高く品位のある、君子には廓然大公の態度が自然に身についているのかもしれない。
まとめ
廓然大公というように、心になんのわだかまりもないということは、なかなか出来ないことですね。
しかし、君子が学ぶべき聖人の心には、わだかまりや偏りがあってはいけないということでしょう。
君子という人格者は、常に心を穏やかに保って、公平に物事を考える必要があるのではないでしょうか。
誰にでもできることではないかもしれませんが、廓然大公ということを心がけてみることで、知識と道徳がすぐれているという聖人に、近づくことができるかもしれません。