【四字熟語】
吉凶禍福
【読み方】
きっきょうかふく
【意味】
幸いとわざわい。よいことと悪いこと。また、めでたいことと縁起の悪いこと。
【語源由来】
「吉凶」と「禍福」はどちらもよいことと悪いことや、幸いと災いという意味で、似た意味の言葉を重ねて強調した言葉。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
good and bad fortune
and weal and woe
吉凶禍福(きっきょうかふく)の使い方

ああ、今日も運が悪かったなあ。何か悪いことをしたのかなあ。

健太くん。落ち込まないで。吉凶禍福は時の運よ。よい運を呼び込むためには下を向かないで上を向いて笑顔でいたほうが良いわ。それで、何があったの?

うん。アイスクリームを何本買っても当たりが出ないんだ。

それは、運が悪いのではなくて、相当運がよくないと、なかなか当たらないと思うわよ。
吉凶禍福(きっきょうかふく)の例文
- 吉凶禍福を占うために、亀の甲羅を割って、そのヒビの状態で占いをしていた時代があるらしいが、どれくらいの確率で当たっていたのか気になる。
- 吉凶禍福は、ものすごいお金持ちの人や立派な人にも、我々庶民と同じように、平等に来るんだから、あまり人を羨まないほうが良いよ。
- この村は、全部の家が親戚なんじゃないかっていう位、濃密な関係を築いている村だから、吉凶禍福の儀式や祭りが今でも昔のまま、すたれることなく残っている。
- 吉凶禍福は、交互にやってくるものだから、悪いことばっかりだと悲観しないで、病気もせずに元気に生きていることを喜ぼうじゃないか。
- 吉凶禍福は、神様が決めているんじゃなくて、交互に来るものだし、考えようによっては、吉は凶にもなるし、禍は福にもなるんだから、その程度のことなんだと悩まないことだよ。
- 水たまりにはまって、不幸だと思っていたら、僕を追い越していった人が車にひかれ、水たまりにはまっていなかったら僕がひかれていたんだと気づき、吉凶禍福は交互にやってくるって本当だと思った。