【四字熟語】
自業自得
【読み】
じごうじとく
【意味】
自分の悪行の報いを自分が受けること。一般に悪い報いにもちいられるが、元来は自分が受ける結果のすべては、自分が種をまいたものであるという仏教の因果の法則を表す語。自分の行為の報いを自分自身がうけること。一般に、悪業の報いを受けることにいう。
仏教用語。自分でしでかしたことだから、悪い報いをえてもやむをえないということ。
【語源・由来】
自業自得とは、本来は仏教後で、一切の事象を原因と結果で説明する仏教の基本的な考え方に基づいている。
「業」は行為の意で、「自業」はみずからの行為のこと。「自得」はみずから受けることの意を表す。したがって、善い行いには善い報いを受け、悪い行いには悪い報いをうけるというように、元来は善悪どちらの意味もあるのだが、現在では悪い意味で使われる場合が多い。
【典拠・出典】
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【類義語】
・自縄自縛(じじょうじばく)
・悪因悪果(あくいんあっか)
・因果応報(いんがおうほう)
【英語訳】
well‐deserved punishment
As you sow, so you shall reap. 自分で種をまき、自分で刈り取る。自業自得。
自業自得(じごうじとく)の使い方
健太くん、どうしたの? なにかあったの?
夏休みに遊びすぎて、宿題もできなかったんだ〜。自業自得だけど成績もさがってしまってた。
これからがんばって、成績あげないと、高校受験大変だよ。
あ〜受験かあ。もう遊んでいるひまないね。
自業自得(じごうじとく)の例文
- 自業自得とはいいながら、怪我をした友を一時的にでも置き去りにすることに、胸が痛んだ。
- 蒔いたからには刈り取らねばならない、自業自得だ。
- 世間の評判がおちたって、自業自得だ。
- 飲酒運転による事故は自業自得だ。
- 彼の落第は自業自得だ。
まとめ
自業自得の業は、悪因縁のことなので、業がなくなることが仏教での悟りにちかづくことであり、「業」は行いの意。仏教の根幹をなす重要な意味を持ちます。