著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

橘中之楽【きっちゅうのたのしみ】の意味と使い方や例文(故事・出典)

【四字熟語】
橘中之楽

【読み方】 
きっちゅうのたのしみ

「きっちゅうのらく」とも読む。

【意味】
囲碁や将棋の楽しみを言い表す言葉。「橘」はみかんのこと。

【故事】
中国の巴邛(きょう)の人が大きなみかんの実を割ると、中に二人の老人がいて、囲碁を打って楽しんでいたという故事から。

【典拠・出典】
『幽怪録』

橘中之楽(きっちゅうのたのしみ)の使い方

健太
父さんが、退職したら毎日、橘中之楽にふけりたいって言っているんだ。
ともこ
へえ。誰か対戦してくれる相手がいるの?
健太
うん。近所に囲碁仲間がたくさんいるんだ。
ともこ
いいわねえ。楽しい老後になりそうね。

橘中之楽(きっちゅうのたのしみ)の例文

  1. 雪国なので、冬は外出もままならないけれども、私には橘中之楽があるので構わない。
  2. 橘中之楽があるからなのか、祖父は呆けしらずでまだまだ若々しいままです。
  3. 今日は、久しぶりの休み、友人を誘って、ゆっくりと橘中之楽を味わおう。
  4. こんなどしゃぶりの雨の日は、橘中之楽、だれかと将棋を指したいものです。
  5. 橘中之楽を一緒に味わえる、囲碁をたしなむ友人が側にいてくれたら、どんなに幸せなことでしょう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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