著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

胡漢陵轢【こかんりょうれき】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
胡漢陵轢

【読み方】
こかんりょうれき

【意味】
北方(西方)の異民族と漢民族がたがいにおかし争うこと。

【語源・由来】
「胡」は中国の北方または、西方の異民族のこと。「漢」は中国の漢民族のこと。「陵轢」はふみにじる、反目しあうという意味。

【典拠・出典】
『支那通史』「総論」

胡漢陵轢(こかんりょうれき)の使い方

健太
胡漢陵轢するように尖閣諸島を巡って領海侵犯が繰り返されているよね。
ともこ
誰の土地なのか、結局、歴史的に見てどこまでさかのぼるかって話よね。
健太
地球の歴史から考えれば、地球のものであって、誰のものでもないね。
ともこ
そうなのよね。奪い合うこと自体愚かなことなのよ。

胡漢陵轢(こかんりょうれき)の例文

  1. 胡漢陵轢のような内戦という事態にならないようにしなくてはいけない。
  2. 元をたどれば同じDNAを持つ民族同士が、胡漢陵轢するなんて悲しい話です。
  3. 富士山頂を巡って、胡漢陵轢というように、山梨県と静岡県はお互いに自分の県だと主張しています。
  4. 隣の家と我が家は境目を巡って、胡漢陵轢のように、反目しあい、一触即発と言う感じです。
  5. 胡漢陵轢して死傷者が増えるくらいなら、じゃんけんで決めてしまえばいい。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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