著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

混水模魚【こんすいもぎょ】の意味と使い方や例文(語源由来)

【四字熟語】
混水模魚

「混水摸魚」とも書く。
「水を混して魚を模る(みずをにごしてうおをさぐる)」とも読む。

【読み方】
こんすいもぎょ

【意味】
その場の混乱に乗じて利益を得ること。

【語源・由来】
水をかき混ぜて混乱している魚を捕まえるという意味から。

【典拠・出典】

混水模魚(こんすいもぎょ)の使い方

ともこ
健太くん、すごいわね。あんなに可愛い彼女が出来るなんて。ライバルが無数にいる中から健太くんが選ばれるとは思わなかったわ。
健太
ライバル同士が蹴落とし合いをするように仕向けて、混水模魚の作戦でライバル同士が混乱している間に彼女の気持ちを僕に向けたんだよ。
ともこ
あら。健太くんってば意外と策士なのね。
健太
いやあ、それほどでも。

混水模魚(こんすいもぎょ)の例文

  1. 銀行倒産の噂を流し、混乱に乗じて吸収合併し混水模魚に成功しました。
  2. 混水模魚、敵をこちらの方向に来るよう誘導し、落とし穴に落とし勝ちました。
  3. 偽の親書を持たせて、敵が疑心暗鬼になっている間に混水模魚しました。
  4. 敵を内部分裂させ、混水模魚の計で勝利を得ました。
  5. 人心を混乱に陥れ、弱体化したのち、混水模魚の作戦で勝ちました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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