【四字熟語】
紅毛碧眼
【読み方】
こうもうへきがん
【意味】
西洋人のこと。
【語源・由来】
「紅毛」は赤色の髪の毛、「碧眼」は青色の目。江戸時代は、ポルトガル人やスペイン人のことを「南蛮人」と言っていたのに対して、オランダ人のことを「紅毛人」と呼んで区別していた。後には、西洋人一般をさすことばとなった。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・紫髯緑眼(しぜんりょくがん)
【英語訳】
foreigner
英文例
紅毛碧眼の人を見るのは初めてだった。It was the first time to meet a foreigner.
紅毛碧眼の人を見るのは初めてだった。It was the first time to meet a foreigner.
紅毛碧眼(こうもうへきがん)の使い方
ねえちょっと聞いてよ!わたし、先週末に初めてアメリカ人を見たの!
うちの町じゃ珍しいね
そうなのよ、昔は紅毛碧眼って言い方していたらしいけど、本当に目が青いのよ!本物見るのは初めてよ!
まあ、そこまでテンションあげなくてもいい気がするけど、よかったね
紅毛碧眼(こうもうへきがん)の例文
- 今では全然珍しくもなくなったが、昭和になる前には西洋人を見ることはほとんどなかった。そんな時代だから、西洋人の紅毛碧眼が、さぞ珍しかったのだろう。
- 先日、外国人に道を尋ねられた。簡単な英語だったので何とか意思疎通することができたが、間近で見ると、本当に紅毛碧眼なのだなと感心してしまった。
- 日本の伝説に残る鬼の起源は、日本に漂着した西洋人だったのではないかという説がある。鬼も西洋人も、紅毛碧眼な点が共通しているからだ。
- 金髪に青い目、というよりも紅毛碧眼といったほうが、なんとなく高尚な気がするのは、古い言葉だからだろうか。
- 江戸時代には西洋人と接する人は極めて限られていて、一般の人が紅毛碧眼の人たちに会う機会はまったくなかった。
まとめ
「紅毛」は赤色の髪の毛、「碧眼」は青色の目を表すことから、紅毛碧眼(こうもうへきがん)は、西洋人のことを意味する言葉となりました。この言葉を使っていた時代には、さぞかし西洋人は珍しかったことでしょう。