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窮鳥入懐【きゅうちょうにゅうかい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
窮鳥入懐

【読み方】
きゅうちょうにゅうかい

【意味】
窮地に陥った人が助けを求めてくること。窮地に陥った人が助けを求めてきたら、見捨てずに救うのが人の道だということのたとえ。「窺鳥懐に入る」という形で使うことが多い言葉。

【語源・由来】
追い詰められた鳥が人の懐に飛び込んで来るという意味から。

【典拠・出典】
顔氏家訓』「省事」

窮鳥入懐(きゅうちょうにゅうかい)の使い方

健太
ともこちゃん。夏休みの宿題が終わらないんだ。たすけてー。
ともこ
しょうがないわね。窮鳥入懐、困った人はたすけてあげるのが人情ってものよね。
健太
ありがとう。この恩は忘れないよ。
ともこ
ええ。百倍にして返してちょうだい。

窮鳥入懐(きゅうちょうにゅうかい)の例文

  1. 窮鳥入懐、ライバルとは言え、困った時は手を差し伸べることは当たり前です。
  2. 窮鳥入懐、祖父は困った人を無視できないので、どんな人でも手助けします。
  3. 窮鳥入懐という言葉のように、不法入国対策に国境に壁を作るなんて非人道的です。
  4. 彼は、かつて私を裏切ったけれども、窮鳥入懐してきたのだから拒まない。
  5. 窮鳥入懐と思って、どうか私に救いの手を差し伸べてください。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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