著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

南華之悔【なんかのくい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
南華之悔

【読み方】
なんかのくい

【意味】
余計な発言のせいで、上司を怒らせ、才能があるにもかかわらず出世できないこと。

【語源・由来】
唐の温庭インは宰相の質問に答えたが、宰相の怒りに触れることになり、能力があるにもかかわらず科挙に合格できなかったという故事から。

【典拠・出典】
唐詩紀事

南華之悔(なんかのくい)の使い方

健太
父さんが閑職に異動させられたんだ。
ともこ
何があったの?
健太
南華之悔になったんだって。
ともこ
サラリーマンである以上、南華之悔にならないように、上司とはうまく付き合って行かないとね。

南華之悔(なんかのくい)の例文

  1. 失言が多い健太くんは、同期の中で真っ先に南華之悔を味わいそうだ。
  2. ともこちゃんは南華之悔とならないように、発言やメールの文面に細心の注意を払っている。
  3. 酔った勢いで上司に暴言を吐いた健太くんは、翌日、南華之悔となった。
  4. 南華之悔となった健太くんを反面教師に、南華之悔とならないように気を付けよう。
  5. 迂闊な発言で南華之悔となった健太くんだが、懲りずに失言を繰り返しています。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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