【四字熟語】
沙羅双樹
「沙」は「娑」とも書く。
【読み方】
さらそうじゅ
「沙」は「しゃ」とも読む。
【意味】
釈迦が八十歳で入滅したとき、臥床の四方にあった二本ずつの沙羅の木。釈迦の入滅を悲しんで、二本のうち一本ずつが枯れたともいい、入滅とともにそれらが白く枯れ変じたともいう。
「沙羅」は常緑高木。インド原産で、淡黄色の小さな花をつけ、幹は非常に長く伸びる。材質は堅固で建築用木材として適している。
【典拠・出典】
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沙羅双樹(さらそうじゅ)の使い方
沙羅双樹って平家物語で有名だよね。
沙羅双樹の花は、ジャスミンに似た香りのとてもきれいな花なのよ。
へえ。見てみたいな。
日本の寒さに耐えられないから、温室のあるところに咲いていることが多いわよ。
沙羅双樹(さらそうじゅ)の例文
- 沙羅双樹は復活、再生、若返りの象徴です。
- 花の命が短い沙羅双樹には、諸行無常を感じる。
- 沙羅双樹の下で横になる仏陀の涅槃図が有名です。
- ともこちゃんは、沙羅双樹の下で瞑想をしている。
- 菩提樹と並んで沙羅双樹は聖樹とされる。