著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

世運隆替【せうんりゅうたい】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
世運隆替

【読み方】
せうんりゅうたい

【意味】
世の気運が時代とともにあるいは盛んとなり、あるいは衰えること。

【語源・由来】
「世運」は時代の気運、時勢。「隆替」は時勢の栄えることと衰えること。「替」はすたれる、衰えること。

【典拠・出典】

【類義語】
栄枯盛衰(えいこせいすい)
・栄枯浮沈(えいこふちん)

世運隆替(せうんりゅうたい)の使い方

健太
老舗の和菓子屋の跡取りは、昔からの味を引き継いでのれんを守るだけでいいんだから楽だよね。
ともこ
そんなことはないわよ。どんな企業だって世運隆替、良い時もあれば悪い時もあるわよ。
健太
そうなのかなあ。
ともこ
原材料の高騰とか、世の中の人たちの嗜好の変化とか、気候の変化とか様々なことが影響して、経営だって常に安定しているわけじゃないのよ。

世運隆替(せうんりゅうたい)の例文

  1. 世運隆替、栄光盛衰、永遠なんてものはこの世にないのです。
  2. この会社は長く続いてきたけれども、世運隆替、そろそろ潮時かな。
  3. 多くの企業は世運隆替、黒字と赤字を繰り返しているけれども、わが社は世の流れを読んで常に黒字です。
  4. 世運隆替はこの世の理のようなものだよ。
  5. 何事も、世運隆替、状況が悪いからと言って悲観的にならず、みんなで力を合わせて乗り越えようじゃないか。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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