如夜叉【にょやしゃ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
如夜叉

【読み方】
にょやしゃ

【意味】
夜叉のような恐ろしい性格のこと。

【語源由来】
『如夜叉』は華巌経に由来します。「外面菩薩に似、内心夜叉の如し」とあり、これは、女性は表面は穏やかで菩薩のように見えるが、腹の中は鬼のように恐ろしい一面がある。ということを諭しています。なぜかというと、修行において女性の存在は妨げになるから戒めとしてのことばだったようです。

【類義語】
如夜叉・綺麗な薔薇には棘がある


如夜叉(にょやしゃ)の使い方

ともこ
あら、健太くん。鳩が豆鉄砲を食ったような顔してるわよ、どうしたの?
健太
今日ね、クラスで一番おとなしい女の子がからかった男の子にすごい剣幕で怒ってたんだ。僕もう驚いちゃって…。
ともこ
ふふふ。女はみんな如夜叉なのよ。大人しく見せかけて油断させてるのよ。
健太
ともこちゃんは見た目通りだからギャップはないね。

如夜叉(にょやしゃ)の例文

  1. 世間知らずな兄を溺愛する祖母は女はみんな如夜叉だから気をつけるようにと口やかましい。
  2. 僕だって如夜叉ということばを知らない訳ではないが、どうしてもこの妖艶な彼女に惹かれてしまう。
  3. 親切なふりをして人の秘密を聞き出すなんて如夜叉でもなく探偵だな。
  4. 虫も殺さぬ顔をしてあんな大事件の張本人だなんてやはり女は如夜叉だなぁ。
  5. 自分で恐ろしく思いながらも如夜叉でいなければ渡れぬ世の中でありました。
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