知情意【ちじょうい】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
知情意

【読み方】
ちじょうい

【意味】
知性と感情と意志。「―をかね備えた人」

【語源由来】
哲学者カントが人間として必要なものとして提唱したことに由来されます。それは『私は何を知りうるか・私は何をなすべきか・私は何を望んでよいか』という問いかけに、この知情意が当てられます。また、夏目漱石や渋沢栄一など多くの先人たちが、この精神に基づいて教えを説いています。

夏目漱石『草枕』━智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。━
渋沢栄一『論語と算盤』

【類義語】
人間の三つの心の働き


知情意(ちじょうい)の使い方

健太
あー…。パーフェクトな人間になりたい…。
ともこ
健太くんー!努力もなしにパーフェクトな人間にはならないわよ。
健太
じゃあ、どんな努力をしたらいいのー?
ともこ
それは知情意のバランスの取れた思考を身につけることね。流されず、色んなことを受け入れて、知恵を働かせるってことを意識すれば偉人になれるかもよ。

知情意(ちじょうい)の例文

  1. 深く意識に注目してみると私たちは知情意の働きの連続である存在なのだと分かる。
  2. 私の意識下に実在するものは知情意合一の状態である。
  3. 人の暮らしは衣食住という物質面と知情意という精神面との働きによって営まれる。
  4. 人間らしく生きたければ知情意をもっと深く意識してみることだ。
  5. 経営者でなくとも知情意のバランスを取ることは最も大事なことだと思う。
スポンサーリンク
スポンサーリンク