度外視【どがいし】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
度外視

【読み方】
どがいし

【意味】
まったく問題にしないこと。無視。

【語源由来】
「度外視」とは中国の故事に語源があります。古く中国の皇帝・光武帝は後漢の国を築きますが、他の二つの国も抑えるべきとした部下に「その二つの国は我が国の法が及ばない範囲(度外)である」ことから、放っておくように言いました。ここから問題視しないこと、問題にあげないことを『度外視』と言うようになりました。

【類義語】
目もくれない・無視・横を向く


度外視(どがいし)の使い方

健太
あー…。今日の集会は戦々恐々として疲れたなぁ。
ともこ
健太くん、クラスで何かあったの?すごい騒ぎだったけど…。
健太
大変だったんだよ!一部の子らのけんかが周りにも伝染しちゃって、先生はけんかの内容を度外視して騒ぎだけを鎮めようとするから火に油を注いだみたいになっちゃって。
ともこ
そうなんだ。大変だったのね。明日はみんなが笑顔で登校してることを陰ながら祈っておくわ。

度外視(どがいし)の例文

  1. 社の困窮に各々の信念は度外視して生き残るためだけの策を練った。
  2. あのキャラクターは当たると思って費用を度外視して商品化したが見事にこけてしまった。
  3. いつも競い合ったあいつとの最後の試合は勝敗を度外視して挑もうと決めていた。
  4. 人望や出世などを度外視してでもこの仕事を勝ち取りたい。
  5. 彼女の気持ちは度外視で君の手前勝手な言い分ばかりを吹聴するなよ。
スポンサーリンク
スポンサーリンク