日和見【ひよりみ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
日和見

【読み方】
ひよりみ

【意味】
天気の様子を見ること。なりゆきをうかがっていて、態度をはっきりさせないこと。「―主義」

【語源由来】
これは歴史上の「山崎の戦い」での筒井順慶の行動から由来されます。順慶は、明智に誘われたにもかかわらず、秀吉と明智の争いを見て、どちらか形勢の良い方につこうと考えていた、というようすから、傍観し明言せず都合の良い立場に立とうとすることを『日和見』する『日和見主義』とも言われるようになりました。

【類義語】
オポテュニズム・気侭・ご都合主義・利己主義


日和見(ひよりみ)の使い方

ともこ
健太くん。今日の委員会の議題であった校庭の鉄棒撤去の件は賛成にした?
健太
うーーん。僕はどっちでもいいんだけどなぁ。鉄棒は苦手な方だし…。でも、なければ人数が足りない時に大繩が出来なくなるしなぁ…。
ともこ
えー、どっちなの?私はお友達がけがをしたから撤去には賛成なのよ。健太くん、そんな日和見では集計できなくて困るわ!
健太
ともこちゃんが困るのなら賛成にしてくれていいけど…。どうなのかなぁ。うーん……。

日和見(ひよりみ)の例文

  1. 社内の分裂に日和見主義な部長の行動がキーポイントとなりそうだ。
  2. Aくんに「日和見してる奴らも敵とみなす!」と言われ気の弱い僕はAくんにつくことにした。
  3. 意見も無く日和見ばかりしていても自分の立場は退屈なものになるだろう。
  4. 彼らは人々を導く立場であるのに日和見で自分の保身ばかり気にする小人物だ。
  5. 小さなころから日和見に長けた息子はやはり天体に興味を持ちその分野へと進んだ。
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