拍子木【ひょうしぎ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
拍子木

【読み方】
ひょうしぎ

【意味】
二つ打ちあわせて鳴らす、長方形な木。

【語源由来】
『拍子木』の語源は明確ではありませんが、日本では古くから人々への合図や注意を促すために木や竹を打ち鳴らす習慣がありました。これは、神社で柏手を打ったり、読経のときの木魚など音を出すことで悪い霊を払う宗教的な意味があったのだと思われます。一般的に拍子木を思い起こすのは火の用心の掛け声とともに打つ場面だと思いますが、これは江戸時代に幕府から火の用心のために夜回りするようにと御触れが出て始まったとされています。樫などの堅い木材で作られており2本1組みで紐を結んだものと、紐を結ばないかまぼこ型拍子木などがある。

【類義語】
つけ・柝・ひょうしぎ


拍子木(ひょうしぎ)の使い方

ともこ
健太くん、お父さんが町内会で夜回りの再開と拍子木の使用を提案してみたんだけど、やっぱり駄目だったみたいだわ…。
健太
えー、そっかぁ…。残念だなぁ。みんなで見回りしてみたかったのに。
ともこ
時代劇で見て憧れたのよね。昔は町内会でもしてたみたいだけどね。
健太
拍子木の音がうるさいって問題になったんだよね。防犯のためなのに…。ほんとに残念だなぁ。

拍子木(ひょうしぎ)の例文

  1. 拍子木の音で目覚めて自分がうたた寝していたことを知る。
  2. 消防団の父が「夜回り担当だった」と拍子木を首からかけて急いで出かけて行った。
  3. あのおじいさんは夜回りのとき独特な拍子木の鳴らし方をして笑いを誘っている。
  4. 拍子木の音が効果的に響いて歌舞伎の演目を盛り上げてくれる。
  5. 三味線や鼓や拍子木などの伴奏が入って唄に豊かさが出た。
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