一粒種【ひとつぶだね】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
一粒種

【読み方】
ひとつぶだね

【意味】
(だいじな)ただひとりの子。

【語源由来】
『一粒種』の「一粒」は多くのなかからよりすぐることを言います。「種」には、父親側の血統・血すじ、人や動物のもと、つまり精子の意味があります。これらから、その親にとってかけがえのない一人きりの子どもを指して『一粒種』と用いります。

【類義語】
秘蔵っ子・愛息・寵児


一粒種(ひとつぶだね)の使い方

ともこ
健太くん…。友達が悪の道に足を踏み入れようとしているの…。私はどうしたらいいのかしら。
健太
えー。ともこちゃんに分からないことが僕に分かる訳ないよー。でも何か理由があるんでしょう。聞いてみれば?
ともこ
そうね。直接聞くしかないかしら。前々から一粒種だと過干渉にされることに不満を持っていたから、それがきっかけなのかも知れないわ…。
健太
愛し方を間違っている親ってたくさんいるものね。

一粒種(ひとつぶだね)の例文

  1. 両親にとって一粒種である私には並々ならぬ期待が両肩にのしかかる。
  2. 姉たちの一粒種である甥をわが子のように可愛がっていることを出しゃばり過ぎだ、と窘められた。
  3. 親切なおばさんだと思っていたが、実は私はそのおばさんの一粒種だと告白され動揺している。
  4. 私の従兄は一粒種だと大事にされ過ぎている。
  5. 何年も子どもに恵まれなかった友達夫婦の一粒種の成長に胸が熱くなる。
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