一悶着【ひともんちゃく】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
一悶着

【読み方】
ひともんちゃく

【意味】
ちょっとしたもめごと・争い。

【語源由来】
中国では「悶」は気がふさぐ「着」はくっついて離れないとの意味があり「不愉快な気分が離れない」ことを表します。これが日本では、お互いの言い分や捉え方の違いから起こる争いやもめごとという意味に転じました。そして、そこまで大事ではないちょっとしたもめごとを、わずか・ちょっとの意味を含む「一」と合わせて表しました。

【類義語】
揉め事・諍い・小競り合い


一悶着(ひともんちゃく)の使い方

ともこ
健太くん今日あなたのクラスに先生がすごい剣幕で入っていく場面を目にしたけど…。何かあったの?
健太
ああ、大丈夫だよ。先生が大げさなだけだったんだ。
ともこ
何か一悶着あったのね。
健太
BくんとCくんが口ゲンカしてたんだよ。彼らは以前に怪我するほどのケンカをしちゃったからね。先生に目をつけられてるんだ。すぐに収まったから大丈夫だよ。

一悶着(ひともんちゃく)の例文

  1. 母は気性が荒くこの町内会でも一悶着あると予想はしていた。
  2. 彼はトラブルメーカーであちこちで一悶着を起こしていった。
  3. 理事会で一悶着あったと帰宅した父の顔には疲労の色が濃く見えた。
  4. 一悶着あった彼女と同じグループは気まずくて泣きそうだった。
  5. 歴史の話になると必ず一悶着起こしていた彼女は学校でも有名な歴女だ。
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