貧乏神【びんぼうがみ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
貧乏神

【読み方】
びんぼうがみ

【意味】
人々をびんぼうにさせるという神。 (すもうの番付で)十両の第一位。

【語源由来】
『貧乏神』は古く室町時代の文献にその記述があり、小説や随筆などにも多く登場します。一般的に老いた男性で表現される姿とは違い、仏典「涅槃経(ねはんきょう)」によれば、女性の姿が由緒正しいようです。その姿とは、福神「吉祥天」の妹で「黒闇天(こくあんてん)」という神がおり、この黒闇天こそが『貧乏神』だという説があります。

【類義語】
死に神・死魔・疫病神・邪神・悪神


貧乏神(びんぼうがみ)の使い方

健太
最近試合のクジ引きを僕が引くと当たりが悪いんだよね。
ともこ
あら、健太くん貧乏神にでも憑かれたのかしら。今度も強豪相手なの?
健太
うーん…。僕たちに負けると格下げになっちゃうから闘志がすごいんだ。引きずり降ろそうとする相手もいるし、今回の試合は厳しいなぁ。
ともこ
まあ、立場的にも貧乏神なのね…。こうなったらいつも以上に応援に力を入れるわよ!!

貧乏神(びんぼうがみ)の例文

  1. 貧乏神に見込まれたのか富とは縁のない生活だ。
  2. 久しぶりに会った彼は貧乏神どころか死に神にでも憑かれたような生気のない顔つきになっていた。
  3. 昔から福の神と貧乏神とは表裏一体と言われている。
  4. 味噌を好む貧乏神を寄せ付けない謂れを信じて我が家では本当に焼き味噌を作らない。
  5. 貧乏神力士とは薄給のうえ入幕を狙う力士と十両落ちしたくない力士に挟まれる辛い立場にある。
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