著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

椿萱並茂【ちんけんへいも】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
椿萱並茂

【読み方】
ちんけんへいも

「椿萱並び茂る」とも読む。

【意味】
父と母がどちらも健在なこと。

【語源・由来】
「椿」は長寿の木で父にたとえられ、「萱」は通称わすれ草といい「憂いを忘れる」ということから主婦のいる部屋の前に植えるので、母にたとえられる。「並茂」は並んで繁茂するという意味。

【典拠・出典】

【類義語】
・椿庭萱堂(ちんていけんどう)

椿萱並茂(ちんけんへいも)の使い方

ともこ
健太くん。もうすぐ母の日ね。
健太
そうだね。でもだから何?
ともこ
だから何じゃないでしょう?椿萱並茂なうちに親孝行をしないとダメでしょう。
健太
そ、そうだよね。母の日には感謝の気持ちを伝えないとだめだよね。

椿萱並茂(ちんけんへいも)の例文

  1. 椿萱並茂であるおかげで、健太くんはニート生活を続けていられるんです。
  2. 田舎の両親は椿萱並茂、とても元気で病気知らずなので安心して田舎を離れて仕事に励むことができます。
  3. 僕の両親は椿萱並茂、元気すぎて世界中を旅行して回っています。
  4. 父も母も椿萱並茂、健在でいてくれることはありがたいことです。
  5. 椿萱並茂なうちはいいのですが、母が先に亡くなったら、父は一人では生きていけないでしょう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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