【四字熟語】
橘中之楽
【読み方】
きっちゅうのたのしみ
「きっちゅうのらく」とも読む。
【意味】
囲碁や将棋の楽しみを言い表す言葉。「橘」はみかんのこと。
【故事】
中国の巴邛(きょう)の人が大きなみかんの実を割ると、中に二人の老人がいて、囲碁を打って楽しんでいたという故事から。
【典拠・出典】
『幽怪録』
橘中之楽(きっちゅうのたのしみ)の使い方
父さんが、退職したら毎日、橘中之楽にふけりたいって言っているんだ。
へえ。誰か対戦してくれる相手がいるの?
うん。近所に囲碁仲間がたくさんいるんだ。
いいわねえ。楽しい老後になりそうね。
橘中之楽(きっちゅうのたのしみ)の例文
- 雪国なので、冬は外出もままならないけれども、私には橘中之楽があるので構わない。
- 橘中之楽があるからなのか、祖父は呆けしらずでまだまだ若々しいままです。
- 今日は、久しぶりの休み、友人を誘って、ゆっくりと橘中之楽を味わおう。
- こんなどしゃぶりの雨の日は、橘中之楽、だれかと将棋を指したいものです。
- 橘中之楽を一緒に味わえる、囲碁をたしなむ友人が側にいてくれたら、どんなに幸せなことでしょう。