【四字熟語】
兢兢業業
「兢々業々」とも書く。
【読み方】
きょうきょうぎょうぎょう
【意味】
恐れ慎んで物事を行う様子。物事を行うときには、用心深く行うべきであるという教えをいう。
【語源・由来】
「兢兢」は恐怖や不安などで小刻みに震える様子。「業業」は失敗しないかと心配すること。
【典拠・出典】
『書経』「皐陶謨」
兢兢業業(きょうきょうぎょうぎょう)の使い方
昨日の空手の大会で、僕が優勝したんだよ。すごいでしょう?天才でしょう?
すごいわね。でも兢兢業業であることも大事よ。調子に乗っていると大変な目にあうわよ。
大変な目って?
絶対勝てると思っていた相手に負けるとか、けがをするとか。謙虚な心でいるべきよ。
兢兢業業(きょうきょうぎょうぎょう)の例文
- 慣れてきたころが一番、失敗やけがが増えるときなので、兢兢業業を常に心にとめておいてください。
- ともこちゃんは優秀なのに、兢兢業業としていて、常に自分を戒めています。
- 彼は、自分の能力を過信することなく、兢兢業業としているので、失敗しません。
- 兢兢業業たることが、真の強者だと思います。
- 教育者が、兢兢業業という気持ちを忘れなければ、体罰の事件は起こらない。