著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

兢兢業業【きょうきょうぎょうぎょう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
兢兢業業

「兢々業々」とも書く。

【読み方】
きょうきょうぎょうぎょう

【意味】
恐れ慎んで物事を行う様子。物事を行うときには、用心深く行うべきであるという教えをいう。

【語源・由来】
「兢兢」は恐怖や不安などで小刻みに震える様子。「業業」は失敗しないかと心配すること。

【典拠・出典】
書経』「皐陶謨」

兢兢業業(きょうきょうぎょうぎょう)の使い方

健太
昨日の空手の大会で、僕が優勝したんだよ。すごいでしょう?天才でしょう?
ともこ
すごいわね。でも兢兢業業であることも大事よ。調子に乗っていると大変な目にあうわよ。
健太
大変な目って?
ともこ
絶対勝てると思っていた相手に負けるとか、けがをするとか。謙虚な心でいるべきよ。

兢兢業業(きょうきょうぎょうぎょう)の例文

  1. 慣れてきたころが一番、失敗やけがが増えるときなので、兢兢業業を常に心にとめておいてください。
  2. ともこちゃんは優秀なのに、兢兢業業としていて、常に自分を戒めています。
  3. 彼は、自分の能力を過信することなく、兢兢業業としているので、失敗しません。
  4. 兢兢業業たることが、真の強者だと思います。
  5. 教育者が、兢兢業業という気持ちを忘れなければ、体罰の事件は起こらない。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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